花粉症対策の最大のポイントは、花粉を吸い込まないことです。
そのためにも、花粉が大量発生する2月の初めから4月いっぱいまでの時期の花粉情報チェックは、かかせない作業だといえます。
環境省の花粉情報サイト(http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/)で花粉の発生情報を公開していますが、毎日チェックするのもひと苦労です。
その点、キッセイ薬品工業株式会社が運営しているスギ花粉情報サイト(http://www.sugi-kafun.com/)では、無料で情報配信しているお知らせメール(http://www.sugi-kafun.com/mail/)サービスは、とても有益な情報ツールです。
花粉は午前中に飛びやすいと言われており、スギのあるところから市街地へ花粉が飛んでいくのは3時間後だと言われています。
そのため、花粉情報があれば、スギのあるところへは午前中は行かないようにしたり、市街地へは午前中や夕方以降にしたり、外気に触れにくい地下道などを利用するなど、気をつけて行動することで被害を最小に食い止めることができます。
とはいえ、対策をしないまま外出してしまうと、花粉情報を知っても、手遅れになってしまうこともあるので、外出時は、常に対策ができる準備をしておく必要があります。
マスク、サングラスやメガネ、帽子などの利用、服は花粉がからみにくい表面がツルツルしたものを着るように心がけます。
日ごろからカラダを鍛えておけば、回復力が上がるので、花粉症に限らず、さまざまな病気にも効果的な健康体になることができます。
日ごろの運動だけでなく、バランスのとれた食生活も重要なポイントです。
花粉症の人は、ビタミンやカルシウムを摂るべきだと言われていますが、普段の食事で摂取できる量で十分だと言われているため、普段のバランスのとれた食事が一番大切です。
ストレスも花粉症の原因になると言われていますので、少しでもストレスを溜めない生活をおくる工夫も重要な花粉症対策といえます。
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花粉症対策グッズ
花粉症対策グッズが、いろいろと販売されています。
花粉症対策としては、日ごろの花粉情報をチェックし、極力、花粉を吸い込まないように気をつけたり、免疫力や回復力をあげるためにカラダを鍛えたり、バランスの取れた食生活をする必要があります。
しかし、日々の習慣だけでは、免疫力、回復力がつくまでに花粉症の影響を受けすぎてしまう可能性もあります。
そんなときには花粉症対策グッズが役に立ちます。
花粉症の原因として、腸内バランスの乱れがあると言われているため、腸内バランスを整える効果があるヨーグルトが一番人気です。
その中でも、アレルギー症状に効果的だといわれているのがKW乳酸菌です。
キリンビールと小岩井乳業が共同研究し、KW乳酸菌を利用して開発した『キリンノアレ』というサプリメントやカルピスが独自に保有している機能性乳酸菌L-92菌を利用した『インターバランスL-92』シリーズが人気です。
最近では、花粉症対策の定番であるマスクも進化しています。
ユニチャームの『超立体マスク花粉用』は、顔にピタッとフィットする超立体構造なので、鼻や頬、あごなどのすきまから侵入してしまう花粉をしっかり防いでくれます。
しかも、高密度の不織布フィルターがしっかり花粉をガードしてくれるだけでなく、1層構造のため、通気性もバッチリです。
ほかにも、耳の裏側や鼻のよこなどの『花粉ポイント』に貼るだけで、花粉症の症状を軽くするという気軽さがウリの『花粉レスキューバン』や、フマキラーが販売している鼻の入り口に塗るだけでマスクの役目を果たしてくれるドイツ生まれの鼻腔塗布クリーム『花粉鼻でブロック』などがあります。
車で外出する際に車内に入る外気に花粉が混じって入り込まないようにする『花粉フィルター』や、室内で花粉が舞うことを防止する空気清浄機や加湿器、布団乾燥機なども効果的です。
帰宅時におこなううがいもうがい薬を使えば、効果倍増です。
2008年花粉情報
2008年の花粉情報について、お伝えします。
2月に入り、そろそろ花粉が気になる季節となりました。
しかし、実際には、もう花粉は飛んでいるようです。
敏感な方は、なんだか、もうすでにその症状に悩まされつつあります。
花粉症は、スギやヒノキの花粉にアレルギーのある方が、スギやヒノキの雄花から放出される花粉によって、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が引き起こされてしまうことをさします。
このスギやヒノキの雄花から放出される花粉に対して、天気は、その雄花の成育や開花の状態、花粉の飛散量に大きな影響を与えます。
花粉は、風にのって、数十キロから数100キロの範囲に飛ぶといわれています。
また、気温が高いと、雄花の開花が促されるとともに、暖かい空気は上昇気流を起こし、花粉を舞い上がらせてしまいます。
加えて、強い風は花粉を遠くまで運ぶため、晴れていて、暖かくまた、風邪の強い日は、特に注意が必要です。
今、一般的には、2008年の花粉の飛散開始時期は、昨年と比べると早まると予想されています。
2月は、平年に比べると、気温が高くなると予想されており、2月に気温が高い日が数日続けば、花粉の飛散が本格的に始まると予想されています。
これは、関東南部や東海地方での予想です。
東北南部や北陸地方では、3月上旬ぐらいから、花粉の飛散が始まり、3月の中旬から、本州北端で花粉の飛散が始まると予想されています。
ただし、大雪となったりすれば、もう少し遅れる可能性もあります。
そして北海道は、早くて3月下旬から、雪次第では4月上旬となる予想です。
いずれにしてもスギ花粉前線は2月上旬から4月上旬の2ヶ月をかけて日本列島を北上するものと思われます。
しかし、今年のスギやヒノキの花粉の飛散量は、予想が難しい様です。
一般的に、花粉の飛散量は、前年の夏が猛暑であれば雄花の成育が良くなり、花粉の飛散量が多く、冷夏であれば成育が不良となり花粉の飛散量が少なくなります。
この例に当てはめて、2008年の前年の夏を思い出してみると、7月は「低温」で、8月は記録的な「猛暑」。
夏といっても、もっとも影響を受ける7月の気象条件からすると、花粉は少ないと予想されますが、8月が猛暑であるため多くなる可能性も考えておかなくてはなりません。
つまり、気象情報だけでは、今の段階では、なんともいえない状況です。
気象状況以外では、秋に行なわれた花芽の調査を参考にすることができます。
関東地方での花芽の数は、 花粉量が少なかった去年と比較するとその2倍 、例年値と比較すると約93%にあたるという結果もあります。
これから考えると、花粉の飛散が少なかった去年にくらべると2008年の花粉は、多くなりますが、例年と比べるとほぼ平均並みということができそうです。
ただし、これは、東日本での予想で、西日本では、やや少ないと予想されています。